医療業界でよく聞く配置基準とは

施設における医師、看護師、介護職員などの人数は、入院患者数や入所者定員数に対して配置基準として定められています。この配置基準は適正な医療や介護を行う為のもので、病院や介護施設は定められた一定の職員の数を確保していなければいけません。病院なら一般病棟の基準として、患者が16人いたら医師は1人必要とか、患者が3人いたら看護師は1人必要などということが定められています。これが療養病棟なら患者48人に対して必要な医師は1人とか、看護師1人で4人の患者を受け持ちます。また特定機能病院は患者8人に対して医師は1人必要で、看護師1人は患者2人を受け持つなど、病院の特性によって様々な決まりが設けられています。

介護施設の配置基準の割合は、老人保健施設は入所者100人に対して医師は1人で、看護や介護職員1人で受け持つ入所者は3人です。人員の配置基準が高いのは、医療や看護、介護の必要性のある患者や入所者が多いところとも言えます。特別養護老人ホームに勤務する医師以外は、配置基準の人数は常勤の場合です。ただ、現場で実際に働く人は常勤の人もいれば、めいっぱい働く非常勤の人もいます。また非常勤の短時間勤務など、働き方は様々です。一般病棟で常勤の基準は1日8時間、週5日で週で40時間勤務となっています。この基準をもとにして常勤換算すると、入院患者が30人なら対応する看護師は10人と言うことです。ただ働き方にも色々あるので、基準となる常勤の勤務時間で換算して、業務に必要な人数分を割り出す考え方が常勤換算と言われています。

配置基準について熟知しているわけではないので、詳細についてはこちらのサイトhttp://kangoshi-haichikijun.comを参考にしてください。